残光 I - 焼け野原の空
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『焼け野原の空』
視聴【https://youtu.be/HULMOakABbs】
残光 I -焼け野原の空
残光 II - 闇市場の灯
残光 III -工場の煙-鉄と野心
残光 IV - 逃げ続ける光-消えない夜-
残光 ⅴ - 夕暮れのテーブル-続いていく光-
R.S.K
これは、ある一人の老人の記憶で
幼い頃、戦争で両親を失った人です。
その方は言いました。
「自分がいなくなる前に、
この話だけは、どこかに残しておきたい」
何十年も誰にも話さなかった夜のことを、
途切れながら、静かに話してくれました。
焼ける匂い。
空が裂ける音。
振り返ったとき、もう誰もいなかったこと。
僕は、それを整えませんでした。
慰める言葉も、
希望を足すことも、
感動に変えることも、しませんでした。
戦争は美しくない。
残された人の人生も、美談にはならない。
守られるはずだった命が守られなかったこと。
生き延びてしまったことが、
長い時間、罰のように胸に残ること。
そのまま書きました。
この曲は、
戦争の終わりの歌ではありません。
世界が終わった夜に、
一人の人生が始まってしまった、
その瞬間の記録です。
そしてこれは、
一曲で終わる物語ではありません。
自分が消える前に、
せめて物語だけは残したいと願った人の、
小さな遺言です。
このアルバムは、その続きを描きます。
忘れられていく記憶の中で、
せめて音だけでも、残るように。
[焼け野原の空]
歌詞
遠くで鳴っていた
あの夜のサイレンは
今でも耳の奥に
刺さったまま消えない
幼い僕の手を
強く引いた母の指
離さないでと
言えなかった夜
空が裂けるたび
街が光に飲まれて
名前も思い出も
燃えていった
「走りなさい」と
背中を押された手
振り返った時には
もう見えなかった
走って 走って
息がちぎれるほど
後ろで世界が
崩れていく音
守られていたのは
あそこまでで
その夜僕は
一人になった
朝になった頃
街は静かすぎて
泣き声だけが
まだ残っていた
瓦礫の中から
見つけた焼けた布
母の匂いだけ
残っていた
どうして僕だけ
ここに立っているんだろう
連れて行かれた人の
続きを生きて
大人になっても
分からないまま
笑うことさえ
少し重たい
全部燃えて
何もかも消えて
帰る場所さえ
灰になった
守られるはずの
小さな命が
守るものもなく
残された
生きているのが
罰のようで
それでも朝が
僕を起こした
あの日 世界が終わって
僕は始まってしまった
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